2013年10月14日
ニイタカヤマノボレリ。
それは高く、険しい山でした。
約70人がトライし、5人が山頂に辿り着きました。
私が登頂を果たすのにかかった時間は、二年と半年。
今立っている山頂から麓を見下ろせば、私の登山を応援してくれた同志たちが笑顔で手を振っています。
山頂からの眺めに一息つくと、早速、下山に取りかからねばなりません。
無事に下山できなければ、次の山に登ることができないからです。
一歩一歩安全に下山しながら、次の山に登ることを考え、胸を躍らせます。
同志たちも、私の次なる登山に、喜びと期待を寄せてくれている様子。
次の登山も一筋縄ではいきません。
これまでと同じように、落とし穴や、分かれ道、魔物や獣が行く手を阻むでしょう。
真の同志は、労力を惜しまず私を後押ししてくれます。
なぜなら、私の登山計画には、多くの同志を魅了するほどの喜びが詰まっているからです。
それは至ってシンプルな登山計画です。
いつも自分自身の体調や心を見分けながら、前へ進み、上へ登ること。
優れた登山家は、とやかく言わず、目の前のことをただ淡々とこなしていき、冷静に原因と結果をつなぎ合わせていきます。
登山が苦難を伴うことであってもそれを喜べるのは、彼らは登山に本気で没頭(無我夢中)できるからです。
そして、それは真の人間感覚の一つだと思います。
鹿児島県高校国語科教諭として、新しい出発の準備が始まりました。
喜び一杯の門出、鹿児島は雲一つ無い紺碧の空です。
Posted by らじうむ at
05:11
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